
| ■6月30日(土)■ |
上越市発足30周年記念
「地球環境シンポジウム2001」
「循環型」の実現に意見交換
上越市発足30周年記念事業「地球環境シンポジウム2001」が30日、JR直江津駅前のホテルセンチュリーイカヤで開かれ、循環型社会おけるライフスタイルをテーマに講演会、パネルディスカッションなどが行われた。
同シンポジウムは、ごみの新たな分別収集システムの導入に向けた市民への啓発を目的に開催。はじめに宮越馨上越市長が、「さまざまな角度から地球環境を考える機会にしたい」とあいさつし開幕した。
続いて第4回市環境大賞の表彰式に移り、町内を挙げて不法投棄の撤去作業を行った大賞の子安町内会(渡辺文雄会長)をはじめ、各賞受賞の16団体を表彰。上教大付属小5年の65人は、環境保全活動の成果を自作のコーラスで披露した。
講演会は女優の浜美枝さんが「美しい地球・日本の暮らし」の演題で、ライフワークでもある民俗研究のエピソードを披露。各種の政府委員を歴任する浜さんは、自ら地域に飛び込み調査・研究を重ねた経験から、「子供たちのためにも日本の美しい自然と生活習慣を残さなければならない」と訴えた。
シンポジウムでは上越とともに地球環境大賞を受賞のドイツ・フライブルグ市からマルティン・ハーグ土木建築局長を迎え、環境先進地の菅家一郎会津若松市長、高田忠尚富良野市長らが参加。講演を終えた浜さん、宮越市長も加わり各地のごみ分別収集の取り組みなどで意見を交換した。会場には多数の市民が足を運び、関心の高さをうかがわせた。
(写真・女優の浜美枝さんが自らの見聞から美しい日本の生活を語った)
望まれるケアのあり方は
上越在宅ケア研究会
今後にむけ報告や意見交換
在宅ケアの現状を報告し問題を共有することで医療、介護福祉の従事者がよりよいサービスの提供と制度のあり方を考える第6回上越在宅ケア研究会(主催・上越在宅ケア研究会)が30日、リージョンプラザ上越で開かれ医師、看護婦、ケアマネージャーらがそれぞれの立場から問題提起を行い意見を交換した。
研究会は一般演題と特別講演、シンポジウムの3部で構成。一般演題では看護婦、歯科衛生士らがさまざまな事例から問題点と対応策を発表。講演会では上越地域医療センター病院の萱場一則医師らが住民アンケートの結果から今後求められる在宅医療のあり方を論じた。
シンポジウムは行政と在宅ケア利用者、介護保険医、ケアマネージャーらが参加。施行から1年3カ月を経過した介護保険を話題に、在宅ケアの現状をそれぞれの立場で語った。
利用者の男性は、ケアスタッフに欠かせない資質を「専門性と人間性」と表現。「仕事の確かさに加えて優れたコミュニケーション能力の持ち主」に信頼を寄せいている現状を語った。女性のケアマネージャーは、求められるサービスを探り当て、「利用者と家族の生活にうちなる力を引き出す必要がある」と結んだ。
(写真・シンポジウムでは5人がそれぞれの立場で現状報告と意見が交換された)
| ■6月29日(金)■ |
短冊に願い事をどうぞ
10年ぶりに葉竹を設置
直江津駅改札口
7月7日が近づくにつれて上越市内でも七夕飾りを目にするようになってきたなか、JR直江津駅(見波修一駅長)でも28日、飾りを下げる大きな葉竹が改札口に取り付けられた。
同駅で竹の七夕飾りを設置するのは約10年ぶり。新しい駅舎になってからは初めて。ことし春には子どもたち手づくりのこいのぼりを展示するなど、駅舎内にも季節の風物詩を取り入れて利用客や地域の人を和ませている。
青々とした竹の長さは約4―5m。待合室出入口にはピンクや黄色などの短冊が120―130枚用意され、「もうすぐ七夕ですね… 願いごとを書きませんか?」と投かんボックスを置いて、願い事を受け付けている。
さっそく女子高校生やOLなど通勤、通学の利用者らがペンを取ってしたためる姿が見られ、同駅助役の大和伸司さんは「多くの皆さんに願い事を自由に書いていただき、七夕前にはにぎやかに飾り付けたい」と話している。
短冊の飾り付けは7月4日に予定しており、一般受け付けのものと合わせて市内園児による短冊、飾りも一緒に下げる計画。駅の自由通路にも大きな七夕の吹き流しが飾られている。
(写真・タテ・青々とした竹が取り付けられた改札口)
くぐり抜けて厄払い
「茅の輪」を夏の風物詩に
北城神明宮に初お目見え
上越市北城1の北城神明宮(玉泉典夫宮司)の鳥居にこのほど、半年間の罪や汚れを落とすために参拝者がくぐる大きな輪「茅の輪(ちのわ」がお目見えした。上越地域では珍しく、連日参拝者が輪をくぐりに訪れている。
神道では1年間の折り返しに当たる6月30日に、1月1日から半年間のけがれをはらい、次の半年に備える「夏越の祓い(なごしのはらい)」という神事があり、同神社でも例年通常の神事として実施してきた。古くは平安時代から行われてきたという。
「夏越の祓い」で「茅の輪」をくぐる風習は東京、大阪、京都などでは現在も盛んに行われているが、県内では佐渡地方で見られる程度。上越地域では同神社のみという。
同神社では氏子青年部の北城神鈴會(長谷川義人組頭)の呼びかけで初めて設置され、メンバーが24日に手づくりした。「茅の輪」は社殿前の鳥居に竹を組み、その中に茅と笹で編んだ直径2mほどの輪。参道を社殿に向かう方向で輪をくぐる。
玉泉宮司は「氏子青年部のアイデアでやることになった。ほかの地域では盛んに行われている風習なので、初夏の風物詩として定着させていきたい」と話していた。
同神社では「夏越の祓い」本番の30日午後2時から氏子を集めて神事を行う。「茅の輪」は7月7日まで設置されている。
(写真・本殿前の鳥居に設置された直径2mの「茅の輪」)
| ■6月28日(木)■ |
「動くな、火つけるぞ!」
ガソリン強盗模擬訓練
直江津郵便局
全国的な強盗事件の多発、多様化を受けて直江津郵便局(丸山清志局長)は28日、ガソリンを凶器とした強盗模擬訓練を行い、いざというときの心構え、分担態勢を確認した。
上越北警察署の協力を得て同署生活安全課の署員が2人組の犯人にふんした。これまでの訓練では凶器は刃物やピストルだったが、今回はガソリンとピストルを設定。ガソリンに見立てた液体入りのペットボトルを手にした犯人とピストルを持った犯人が同時に押し入り、「動くな、金出せ」とカウンター窓口の局員に要求した。さらに床の上に液体をまき、ライターを取り出して「火つけるぞ」と脅し、局内は緊迫した空気に包まれた。金を奪って逃走する犯人を追いかけ、訓練は終了。
訓練に参加した同局局員ほか見学に訪れていた特定局防犯担当者は予想できない凶器に騒然としながらも、警察への通報、利用者の避難誘導、犯人追跡などそれぞれの任務分担を再確認していた。
訓練後、同署からは「ガソリンは一気に燃え上がる。まずは客と局員の命を考えて行動を。日ごろから声かけや駐車場、付近の見回りなどを徹底し早期発見、防止につとめてほしい」と指導。
丸山局長は「訓練を通じて安全意識を高め、地域住民が安心して訪れることができるよう常日ごろから心がけていなければならない」と話していた。
(写真・ガソリン入りのペットボトルを手に脅す犯人役)
| ■6月27日(水)■ |
自然エネルギーに興味深く
完成記念し見学、講演会
富岡小・太陽光発電システム
太陽光発電システムが設置された上越市立富岡小学校(今井了校長)で27日、完成を記念して装置の見学説明や環境への理解を深める講演会が開かれた。
市内小中学校で太陽光発電装置が取り付けられたのは同校が最初で、ことし3月から稼働している。
設計を含め工事費は2996万7000円で、昨年12月から取りかかりことし2月末に完成した。
発電容量20kw。校舎屋上に太陽光パネル150枚を設置し、校舎1階と市民プラザに発電量をリアルタイムで表示している。
同校ではシステム設置にあわせて児童92人と教職員、保護者、地域住民らが集まって完成を喜び、地球環境について考える機会とした。
午前中まで降っていた雨もあがり、雲が晴れて太陽が照る中、みんなで屋上に上がって実際に装置を見学。設置業者による説明を聞きながら児童たちは初めて近くで目にする大きな太陽光パネルを興味深く見て、太陽の光から電気を作る仕組みを学んでいた。
引き続き体育館で宮越馨上越市長が「校舎の上に設置されたパネルを見て、いつも地球を大事にしなくてはいけないことを感じとってほしい」と呼びかけた。
今井校長も「わたしたちは自然を利用することはできるが、変えることはできない。自然エネルギーを大切に使い、環境のことを一生懸命勉強しましょう」と話した。
上越市環境情報センターの木村廣専門員による「自然エネルギーと環境」と題した講演が行われ、子どもたちも環境、エネルギー問題などについて学習を深めた。
このほか市内では雁木通りプラザや市民プラザ、春日小学校、南三世代交流プラザなどにも同装置が設置されている。
(写真・晴れ間の広がった屋上で仕組みを聞きながら装置を見学する児童たち)
交差点事故撲滅へ
7月1日から黄色信号ストップ作戦
500事業所に旗を配布
上越南地区交通安全事業主会(山本昭八会長)と上越南地区安全運転管理者協会(星野喜太郎会長)は7月1日から、「黄色信号ストップ作戦」を展開する。27日、上越南署でキャンペーン用の旗の交付式が行われた。
「黄色信号ストップ作戦」は9月30日までの3カ月間、交差点での事故防止を目的に実施される。会員事業所合計約500社に意識啓発を図る卓上旗と路上に設置する大きな旗が配り、黄色信号での停止を呼びかける運動を展開する。
交付式では両会の代表が事業者代表に激励の言葉を贈り、旗を手渡した。事業者代表は「職場における安全管理と安全運転を徹底する」とした宣言文を読み上げた。
渡邊利明署長は「皆さんの取り組みを心強く感じている。一般運転者の手本となり、交差点での事故を減らすよう努めて欲しい」と激励した。
上越南署管内の交通事故は26日現在で232件でそのうち交差点事故は48.7%を占めており、県全体の43.6%を上回っている。
(写真・事業所の代表(右)にキャンペーン用の旗が交付された)
| ■6月26日(火)■ |
宝塚星組が上越公演
華麗な舞台に3000人酔いしれる
「風と共に去りぬ」
宝塚星組公演(上越市主催)が26日、上越文化会館で行われた。会場を埋め尽くした1500人の観客は舞台で繰り広げられる華麗な演技に酔いしれた。
同公演は上越市制発足30周年事業として行われた。4月からの市民先行予約で全席完売し、当日券は発売されず、午後2時と6時からの2回の公演とも会場は満席だった。
演目はマーガレット・ミッチェル原作の「風と共に去りぬ」。トップスターの稔幸がレット・バトラーを演じ、星奈優里がスカーレット役。南北戦争時代のアメリカを舞台に繰り広げられる愛の物語を華々しいダンスで演じた。フィナーレは、メンバー総出演で歌やラインダンスを披露すると会場の雰囲気は最高潮に高となり、割れんばかりの拍手で幕を閉じた。
上越市中門前の主婦山田百合子さん(47)は「宝塚公演は初めて見ましたが、歌や踊りがすばらしくて感激しました」と話していた。また今回主演の2人はことし10月に同劇団を退団する予定で、会場では別れを惜しむ声も多く聞かれた。
(写真・メンバー総出演での華麗なフィナーレ)
街路灯で明るいまちに
東北電力上越営業所
上越市に18灯を寄付
東北電力上越営業所(横山晃所長)は26日、上越市に街路灯18灯を寄付した。
同社は地域社会への貢献活動の一環として、昭和42年から毎年、同市に寄付しており、これまでに351灯にのぼる。街路灯はこれまで通学路などを中心に設置されている。
今回は昨年に続き40ワットの水銀灯18灯を寄付した。上越市役所を訪れた横山社長から目録を受け取った宮越馨市長は「毎年の貢献に感謝している。まちを明るくしてくれてありがい」と話した。
(写真・目録を手渡す横山所長)
| ■6月25日(月)■ |
男女団体、個人で全国出場へ
定時制1年生選手も大活躍
県立高田南城高校・卓球部
第54回新潟県高等学校定時制・通信制総合体育大会兼平成13年度全国高等学校定時制・通信制総体新潟県予選卓球大会が今月9日、新潟市立明鏡高等学校で開かれ、県立高田南城高等学校(竹田敏雄校長)の定時制卓球部が男女そろって団体戦優勝を飾り、全国大会への出場を決めた。個人戦で飯田敬太選手(通信)、寺島妙選手(定時)が優勝し、ほか男女選手たちも上位入賞を果たす好成績をおさめた。個人戦では4人が全国大会へ出場する。
男子団体戦には同校定時、通信、長岡明徳が出場。通信は昨年全国大会へ出場しており、リーグ戦での同校定時と通信による対戦は白熱した試合を展開。接戦の末3―2で定時が勝利、優勝とともに初の全国出場を獲得した。
女子も明鏡高校を3―1で下し全国へとこまをすすめた。
個人戦では同校定時、通信から優勝選手を含め男女合わせて6人が上位入賞。このうち4位内に入った4人の選手が全国大会へ出場する。
定時制卓球部は学校授業が午前と夜間で、そろって練習する時間が少なく調整が困難だったものの、ことしは男女とも1年生の活躍が光り、それぞれ個人戦でも優勝や上位入賞の成績を残したほか、団体優勝へ導く大きな力を発揮した。
部長兼キャプテンの井上直人君(定時三年)は「みんなで全国に行きたかったので、個人戦より団体戦を頑張った。初めての全国大会。恥ずかしくない試合をしてきたい。夏まで一生懸命練習します」とチームを引っ張る。
全国大会は7月31日から8月3日まで、東京代々木の第二体育館で開かれる。
全国大会の団体戦、個人戦出場選手は次の皆さん。
▼男子団体(定時) 井上直人(三年)内田涼(一年)竹野弘起(同)
▼女子団体(定時) 寺島妙(一年)内山のぞみ(三年)大堀真由(同)
▼男子個人 飯田敬太(通信三年)内田涼(定時一年)
▼女子個人 寺島妙(定時一年)内山のぞみ(定時三年)
(写真・「1つでも多く勝てるように」と定時制卓球部男女団体の選手たち)
| ■6月24日(日)■ |
咲かせよう「命のアサガオ」
骨髄バンクを育てる会上越支部
市役所前と市民プラザに苗植え
にいがた骨髄バンクを育てる会上越支部(重嶋友子支部長)は白血病などの血液難病者のためドナー登録者を増やそうと24日、市民ボランティアなどとともに「命のアサガオ」の苗を市内2カ所の花壇に植栽した。
命のアサガオは白血病で亡くなった中条町の小学生が生前に育てていたアサガオの種から同会などが増やしたもの。骨髄バンク登録のシンボルとして広く市民や小学校、保育園などに配られている。
今回は市民らが育てた苗を上越市役所前と市民プラザ前の花壇に同支部と連合上越、市民ボランティアら約30人で植えた。雨の降る中、花壇を整備し支柱を立てて、2カ所合計約500本の苗を植えた。
重嶋支部長は「多くの市民の方々が協力してくださって本当にありがたい。これを機に骨髄バンクの輪が広がってくれれば」と話していた。
同支部ではアサガオの花が咲き誇る8月26日に市民プラザでドナー登録会と映画「いのちのあさがお」の上映会を予定している。
(写真・同会会員や市民ボランティアの協力で花壇に苗を植えた)
完泳2001kmに挑戦
オールシーズンプールでスタート
100人協力し達成目指す
参加者が互いに励まし協力して合計2001kmを泳ぎ切ろうという「完泳2001kmにチャレンジ」が24日、上越市のオールシーズンプールで始り、開会式が行われた。
同イベントはオールシーズンプールの主催で、市内外から100人が参加。年齢は10歳の小学生から最高齢の71歳の夫婦まで幅広い。9月24日までの3カ月間にそれぞれが泳いだ距離を積み重ね、2001km完泳を目指す。
24日のチャレンジ式には約30人が参加。齋藤弘教育長が「先の長い目標だが互いに力を合わせて完泳してほしい。それぞれ自分の目標を立ててがんばって」と参加者を激励。最高齢参加者の江口元一さん(71)、廣子さん(71)夫妻が「体力づくり仲間づくりを通して2001kmにチャレンジすることを誓います」と力強く選手宣誓。「エイエイオー」のかけ声ととも、それぞれのペースで泳ぎ始めた。
江口さん夫妻は「水泳は健康づくりにと11年前、子供に勧められて始めました。それ以来週に1回はプールに通っています。ぜひ完泳したいです」と話していた。
(写真・エイエイオーと気勢をあげる参加者)
| ■6月23日(土)■ |
カヌー体験にドッキドキ
青少年チャレンジクラブ
頸城村の大池で初挑戦
上越市の小中学生を対象にした青少年チャレンジクラブ「上越の自然と歴史教室」の今年度最初の催しが23、頸城村の大池で行われ、子供たちはカヌーに初挑戦した。
同クラブは自然にふれあいながら、学校や学年のわくを超えた交流を図ることを目的に、上越市社会教育課が小中学校を通じて募集した。今回は小学4―6年の58人が参加した。
最初にユートピアくびき希望館のインストラクターが、乗り方やこぎ方、転覆した際の対処の仕方などを説明。さっそく、救命具を付け、カヌー9隻に交代しながら乗って湖面へこぎ出した。上越教育大生10人がボランティアで協力、子供たちをサポートした。
中には体重のかけ方がうまくいかず、傾いて転覆したカヌーもあったが、子供たちは初体験に大はしゃぎ。交代を待ちきれない様子だった。
1人用カヌーに挑戦した高志小6年の南理奈さんは「揺れたけど楽しかった。腕が痛くなった」と感想。2人用カヌーに乗った春日小6年の後藤貴司君は「途中で息があわず、ひっくり返りそうになった。後半はかけ声をかけながらこいだらうまくいった」と話していた。
同クラブはこのあと、五智国府の歴史散歩や米山登山など4回が計画されている。
(写真・苦労しながらも楽しそうにカヌーをこぐ小学生)
親子で木工に挑戦
間伐材利用でベンチ
とプランター作り
雄志中1年生と保護者
上越市のPTAウイークエンド子ども体験活動事業の一環として、市立雄志中の1年生が23日、同校体育館で保護者とともに、間伐材を利用してベンチとプランター作りに取り組んだ。
来年度から始まる完全学校週5日制の実施を前に、PTAが核になって週末の受け皿づくりを目指す上越市独自の事業で、今年度からスタートした。すでに5月中旬から始まっており、今年度中に市内の小学校30校、中学校10校すべてのPTAで実施される。
雄志中では1年生約80人と保護者60人が参加。はじめに間伐材について説明を受けた後、24班に分かれて作業を行った。
製作したのは野球部がグラウンドで使用する長さ2mのベンチ6個と、各学級に配置される長さ70cmのプランター18個。各班では生徒と保護者が協力しながら、のこぎりでの切断から組み立て、やすりがけから塗装まで、一連の作業を行った。
ベンチを作った宮崎誉広君は「のこぎりを使うとき、曲がってしまって苦労した。組み立てのときには力が必要だった。間伐の必要性についてよく分かった」と話していた。
(写真・生徒と保護者が協力しながら作業)
| ■6月22日(金)■ |
授業数減で様変わり
小中学校用見本約430冊
直江津中で7月9日まで
平成14年度使用教科書展示
平成14年度から使用される小中学校の教科書見本展示会が22日から、上越市立直江津中学校内で開かれている。7月9日まで。
学校は来年度から始まる完全週五日制により新しい学習指導要領が取り入れられ、これに伴い各教科の内容が大幅に厳選、授業時数も削減される。総合的な学習の時間や選択教科学習などを拡大、充実することもあわせて授業学習内容が検討され、子どもたちの使う教科書が大きく変わる。
新しい指導基準にそって初めて編集された文部科学省検定済みの各社教科書から、小学校が九教科11種289冊、中学校が9教科16種139冊を展示。このほか高等学校用のこれまで出ている保存教科書見本も並べている。
14地区に置かれた教科書採択協議会の選定、採択に向けて教員や一般市民、保護者らがそれぞれの立場から新たな教科書に目を通す。授業時数減に伴って教科書内容も削減されることで児童生徒の学力が低下することになるのではないかという不安に対し、学校現場でも限られた時間の中で子どもたちが自分の力で学び、理解できるよう学習、教育活動の創意工夫を図ることにしている。
教科書展示会は今月、県内15地区19カ所の各会場で開かれている。上越での展示時間は午前9時から午後4時(土、日曜除く)まで。
(写真・大きく変わる学習内容に伴って新たに編集された教科書)
テーマは「朝日・夕日」
上越写真愛好会写真展
25日まで 高田図書館
上越写真愛好会(北川要会長)の第13回写真展が25日まで、高田図書館1階の市民ギャラリーで開かれている。
同会は市内のアマチュア写真家によって16年前に創設され、これまで「山」「水」「人物」など毎年テーマを決めて作品展を開いている。現在会員は7人で年に4、5回撮影会を開いている。
会場には7人の作品67点が展示されている。テーマ作品と自由作品に分かれており、ことしのテーマは「朝日、夕日」。水平線に沈む前の一瞬をとらえた作品や夕日を見ながらたたずむカップルの姿などそれぞれに個性的な作品が並ぶ。
同会の藤野正二さんは「この作品展は写真の技術的な面よりも個人のセンスを全面に出しているので、7人それぞれの個性がみどころ」と話していた。
上越市大貫から訪れた板倉かつこさん(63)は「写真が好きなので見に来ました。一瞬の光の感じがよく出ていて、とてもすばらしい作品が多いですね」と熱心に鑑賞していた。
展示時間は午前10時から午後6時まで。最終日は午後5時まで。
(写真・訪れた人は熱心に作品を鑑賞していた)
| ■6月21日(木)■ |
上越市立飯小学校(山本恒夫校長、児童390人)の児童たちは、学校に隣接する観音池周辺の森林整備活用にあわせて21日、「観音池の森びらき」としてオープニングセレモニーを行った。
整備活動はことしから、学校、家庭、地域が一緒に取り組み始めたもので、広さ1.1haの観音池を囲む森林の学校側を主にすすめている。作業は学年ごとに親子そろって、また地域の人とともに行われ、まずは森林内に捨てられていたタイヤやバイク、缶類など、ごみを取り除く清掃から取りかかり、その後林業事務所や森林組合の協力も得て木の伐採を行った。
間伐材を利用して手づくりの木のベンチや看板を制作したほか、階段や小道を整備し活動のオープニングを迎えた。
児童たちはアイデアを出し合って森林を「ドリームパーク飯」とネーミング。木をモチーフにしたシンボルマークもデザインした。セレモニーをグラウンド内で開いた後、森の入り口に立てた手づくり看板の除幕式を行い、さっそくグループごとに森に入ってチェックポイントをまわるゲームをにぎやかに楽しんだ。
飯町内会長の市川正さん(66)は「観音池周辺の森林には清水もあるし、沼地もある。虫や鳥、植物にじかに触れられるように整備した。いつでもここに来て学習したり、遊んだりしてほしい」と話している。今後も整備を続け、活動計画の中では児童たちとミズバショウ植えなども検討中。学校側も活用方法はこれから工夫しながら取り入れていきたいとしている。
森林を一巡りしてきた2年生の小林直之くんは「鳥もいたし、虫も見つけた」、3年生の黒津豊くんは「いろいろな木があっておもしろかった」と自然の中での新発見を喜んでいた。
(写真・間伐材や木の枝を利用してつくったネーミング看板)
ピタリ賞は子安新田の藤田さん
ワークパル上越
入館者50万人を達成
上越市下門前の上越勤労者総合福祉センター「ワークパル上越」(中澤正信館長)の入館者数が開館以来50万人に達し21日、記念品贈呈式が行われた。
同館は平成7年4月にオープンし、各種趣味講座などで上越地域の住民に幅広く利用されている。
式典には趣味講座の受講者ら約50人が集まり、宮越馨市長が「大勢の皆さんに繰り返し利用していただいたことに感謝したい」とあいさつし、一人ひとりに記念品を手渡した。中澤館長は手品を披露し、50万人達成を祝った。
50万人目の入館者は上越市子安新田の藤田秀子さんで、この日は午後12時45分、3年前から通っている社交ダンス講座の補習に訪れた。藤田さんは「何十万人目に当たるのは人ごとだと思っていたので、びっくりしました。駐車場も広くて使いやすいので、気軽に利用しています」と話していた。
(写真・宮越市長から記念品を受け取る藤田さん)
| ■6月20日(水)■ |
ひと雨ごとに色づくアジサイ
正善寺ダム周辺の5000株
まもなく見ごろに
上越市の正善寺ダム周辺でアジサイの花が咲き始め、まもなく見ごろを迎える。20日、まとまった雨に恵まれたアジサイが色づきを増していた。
ダムのアジサイは昭和60、62年の2回にわたり植栽が行われた。5000株が毎年訪れる人の目を楽しませている。昨年からは地元4町内会がダムに向かう沿道にも植栽し、「アジサイロード」を名付けて道を花でいっぱいにしようという試みも始めら、見ごろとなると周辺一帯がパステルカラーの花で彩られる。
ダムの湖面を囲むように植えられたアジサイは青紫色の在来種、白色とピンク色の西洋アジサイ、ガクアジサイの4種類。久しぶりの雨を喜ぶように、開花の早い在来種から咲き始め、色とりどりの花を付けている。ひっそりとした谷あいで、青紫色のアジサイと周囲の緑とのコントラストが見事だ。
見ごろは今週末から来月中旬ころまで。
(写真・久しぶりの雨を喜ぶように色づきを増すアジサイ)
| ■6月19日(火)■ |
![]() 淡路霞さん |
![]() 中遼介さん |
今回の応募作は6編。4月20日の審査会で新潟大の清田文武教授と上教大の下西善三郎教授が受賞作を決定した。
佳作賞の「すももの木の下で」は老女ナミが息子の妻を火災でなくすに至る過程での心の闇を描いた作品。
淡路さんは1951年生まれで、県立新潟女子短期大学卒。自営の印刷業を手伝うかたわら、創作活動を行っている。昨年も「HAMAYA」で佳作賞を受賞している。「自分の書いたものを皆さんから読んでいただける喜びでいっぱいです。これからも初心に帰り、書きつづけていきたい」と話していた。
奨励賞の「夏の終り」は信金に勤める50代の男性を主人公に、妻を乗せたバイク事故、旧友の倒産、自殺、娘の結婚などの出来事を描いた作品。
中さんは1949年生まれで、日大文理学部卒。東京都内の出版社勤務を経て、現在は上越商工会議所に勤めている。「若いころは父に比べられたり、父を引き合いに出されることがいやで、自分で文章を書こうと思わなかった」が、高田文化協会に入会したことをきっかけに20年ほど前から、本格的に文章を書くようになった。「最近はようやく素直に父の存在を受け入れられるようになった」と話す。今回は「多少とも人の評価を得られれば」と思い切って応募した。「自分が書いたものが少しでも認められるのはうれしいですね」と話していた。
同賞は同文芸誌初代編集長で「バテンの家」などの小説で知られる井東汎の名を冠し、新人の発掘や地方文芸の発展のため、全国から公募している。
受賞作は文芸たかだ235号に全文掲載されている。
農のまちづくりへ政策提言
上越食料農業農村議員連盟
全議員加入し設立総会
昨年9月に発足した農業や環境を中心に政策提言などを行う上越食料農業農村議員連盟(牧野島清会長)は18日、上越市仲町2の料亭やすねで設立記念総会を開き、今年度の事業計画を決めた。
同連盟は上越市が食料・農業・農村基本条例を制定したことをきっかけに、上越市議会議員有志四人が発起人となって設立。18日までに全議員30人が加盟した。農村や農業だけでなく流通、消費を含めて地方からの政策提言を行うとともに、ことし3月に農協が広域合併したことから、同管内17町村の議員にも参加を呼びかける。
総会には会員のほか農協、上越市の農政担当者など約50人が出席。牧野島会長は「21世紀は食料と環境の時代。互いの研究研さんや議員同士の懇談を通して政策提言していきたい」とあいさつ。来賓の宮越馨上越市長は「議会が地球環境や循環型社会に向けて立ち上がったことに敬意を表す。議員連盟と行政が力を合わせて農都市形成に取り組んでいきたい」と話した。
今年度事業として認定農業者との意見交換会と米の転作現場の視察が決まった。
(写真・総会で牧野島会長があいさつ)
| ■6月18日(月)■ |
人に重ねて「医」イメージ
高田工伊藤さん(3年)の作品採用
上越医師会シンボルマーク
上越医師会(山崎英彦会長)のシンボルマークに県立高田工業高等学校デザイン科3年伊藤昌奈さん(中頸三和村在住)の作品が選ばれ、制定に伴って18日、同会関係者が学校を訪れて表彰式を行った。
このほど制定されたシンボルマークは県下一広域の医師会として保健、医療、福祉事業に取り組んできた同医師会が21世紀にあたり、より一層地域住民の健康と幸せを願い飛躍の思いを込めてつくったもの。
同医師会会員や会員従業員、職員、高田工業高校デザイン科生徒を募集範囲に、応募総数は16点。地元画家の村山陽さんや専門家らの意見を参考に検討した結果、伊藤さんの作品が最優秀賞に選ばれ採用された。
デザインは保健、医療、福祉の3分野を人間の形に重ねてイメージ。半円は医師会活動の中核を担う「医師(Doctor)」の頭文字「D」を表す。医師会としての信頼、親しみ、明るさ、その中心に位置する医師を四色で表現しており、太陽の赤、大地の緑、日本海や空の青と、自然界のカラーが取り入れられている。
同校会議室で行われた表彰式には最優秀賞の伊藤さんほか、優秀賞に選ばれた同科3年生の大原梢さんと梅田緑さんも出席し、山崎会長からそれぞれ表彰状と記念品を受け取った。
山崎会長は「地域の人に親しんでいただけるような象徴的なものを望んでいた。念願のシンボルマークがイメージふさわしい形で作られうれしい。優秀な作品に恵まれた」と感謝の言葉を述べた。マークの原作者となった伊藤さんも「人を表すのが難しかった」と振り返り、受賞を喜んでいた。
シンボルマークによる会旗がすでに出来上がっており、会封筒への印刷も準備中。このほか医師会活動の各場面で活用することになっている。
(写真・応募作品とともに左から最優秀賞の伊藤さん、優秀賞の大原さん、梅田さん・高田工業デザイン科)
休日の一般質問を提言
第2次中間報告
上越市議会活性化検討委
議会の運営や機能などを見直すため議論を続けてきた上越市議会活性化検討委員会(田村恒夫委員長)は18日、石平春彦議長に第2次中間答申を行った。ことし9月定例会をめどに休日議会を開催することや、一般質問の時間配分など9項目について答申した。
今回の答申は、一般質問での議員の持ち時間を確保するため、議員の質問時間を30分以内とし、答弁時間はおおむね30分が望ましいとした。請願書・意見書の提出期限を市民にわかりやすいよう定例会の3日前までに短縮し、それにあわせて議会運営委員会を開催する。また、ことしの9月定例会をめどに、土日曜に一般質問を実施し、経過を見た上で夜間議会なども検討するとしている。そのほか市政の諸問題に関する議員同士の意見交換・勉強会を定期的に開催することや政務調査費を活用した政策研修会などが提案されている。
田村委員長は、「実現できるところから実施して欲しい」と答申を手渡した。石平議長は「できるだけ早く趣旨に沿って実現できるよう努力したい」と話し、来年5月の議会人事を前に現体制の中で着手したいとした。
同委員会は昨年11月に発足。石平議長から諮問を受けた105項目のうち早急に対応が可能な47項目についてこれまで、約10回の論議を重ねてきた。昨年12月の一次答申では対面方式で一問一答形式の一般質問など3項目が提案されている。
最終答申はことし12月までに行われる予定。
(写真・田村委員長が石平議長に答申書を渡した)
リフレ上越への公開質問状
提出議員に返却
山口副市長 議会での対応求める
上越市が51%を出資する三セク「リフレ上越山里振興」(社長・山口弘司副市長)の平成12年度決算内容に疑義があるとして15日、5人の市議会議員が山口社長に公開質問状を提出した問題で、同日夕方記者団と懇談した山口社長は、「いずれにせよ誠実に回答したい」としていたが、その後宮越馨市長と協議した結果、質問状を提出議員に返却した。また17日、質問状を提出した市議は会見を開き、今後も何らかの形で真相の究明に務めるとした。
18日、本紙の取材に対して山口社長は、(1)これまで文教経済委員協議会などで審議の場はいくらでもあった(2)当日は議会開会中で議会で対応できたはずだ(3)三セクの決算報告は市が議会に説明するもので直接会社に質問されても答えられないなどの点を指摘。「内容の検討以前に、議会ルールを無視した質問方法なので返却した」と説明した。
また記者団との懇談時に誠実に回答する旨を語ったことについては「市は議会との関係の中で、理事者として質問されれば誠実に答える。隠すことは何もない」として、「議会ルール」に則った質問状であれば市から回答する意向を改めて示した。
「今後は議会に対して質問状返却までの経緯を説明し、議会としての対応を求めたい」としてる。
| ■6月17日(日)■ |
3歳から高齢者まで幅広く
合同で「合唱祭」
42団体が参加
上越地域の合唱サークルや小中学校の合唱部などが一堂に集う「合唱祭」が17日、42団体が参加して上越文化会館で開かれた。
大規模な合唱の集いとしては、これまで「上越市民芸能祭・合唱のつどい」と、上越地域一円で行われる「久比岐野合唱フェスティバル」があったが、今回から合同開催となった。
このため出演は42団体と大規模になり、発表は午前10時から午後6時まで7時間の長丁場となった。
午前中は直江津、城西など中学校合唱部と、大町、国府、稲田など小学校合唱部が発表。午後からは市民の合唱団が次々と美しいコーラスを響かせた。
全体講評をした上越教育大の工藤智昭教授は「3歳から超高齢者まで幅広い年代が参加。シニアの合唱グループが多く参加するなど、生涯学習としての合唱の楽しみ方がうかがえた」と述べていた。
(写真・最後の出場グループとしてステージに上がり、組曲などを歌った男声合唱団「群鳥」の皆さん)
| ■6月16日(土)■ |
歴史と景観生かしながら
創造行政セミナー
まちづくりで講演会
歴史ある街並みを生かしたまちづくりをテーマとする第2回創造行政セミナー(上越市創造行政研究所主催)が16日、上越市土橋の市民プラザで開かれ、多数の市民が参加した。
同セミナーは地域が抱える政策課題や時代のニーズに応じたテーマについて各分野の専門家から話を聞き、地域のあり方を考える機会として上越市のシンクタンク創造行政研究所が開催。今回は、歴史的な建物と景観を生かしたまちづくりセミナーの2回目として日本の磁器の発祥地、佐賀県有田町のまちづくりに長年関わる建築家で芝浦工業大学教授、三井所清典氏が伝統産業都市のまちづくり活動を報告した。
三井所氏は昭和52年から、有田町の住民とともに磁器文化の発祥地にふさわしい街並み創出に取り組み、活動中。国の重要伝統的建造物群保存地区「白壁の街並み」など地域の歴史的建造物を生かしながら、活力ある地域と人とまちづくりを目指している。
講演で三井所氏は、伝統工芸に通じる様式と調和をもって違和感のない落ちついた風景を創造する必要性を説明。「街になじむ、『らしい』建物であること」を前提とした建設のあり方を実例を示しながら語り、満場の市民は熱心に講演に聞き入っていた。
(写真・熱心な聴衆が会場を埋めたセミナー)
復興後も「お客様第一に」
直江津駅前郵便局
新局舎の完成祝い落成式
25日に開業する直江津駅前郵便局(上越市中央1・佐藤敏夫局長)の新築落成式典が16日、JR直江津駅前のホテルで開かれ、関係者らが新局舎の完成を祝った。同郵便局は一昨年秋、直江津駅前商店街の火災で被災し、仮局舎で業務を続けていた。
式典で佐藤局長は火災時の機器搬出など、市民の協力にあらためて謝意を示しながら、「(新局舎が)生活になくてはならない拠点として、お客様第一に地域の皆さまのお役に立てるよう努めてゆきたい」とあいさつ。来賓の宮越馨上越市長は、「災いを転じて福となす。まちづくりがまた一歩大きく踏み出したと感じる」と街並みに溶け込む外観、景観への配慮を高く評価した。
会場には信越郵政局、信越地方特定郵便局関係者とともに地元選出市議や地域住民らあわせて70人が出席。祝賀会では復興を祝う乾杯、万歳が住民の音頭で繰り返された。
(写真・落成式典、祝賀会であいさつする佐藤局長)
| ■6月15日(金)■ |
リフレ上越の黒字決算に疑義
自由ク・共産が公開質問状
山口副市長は誠実な回答を約束
上越市が51%を出資する第三セクター「リフレ上越山里振興M」(社長・山口弘司上越市副市長)の平成12年度決算の内容が「不透明で不自然」だとして、自由クラブと日本共産党議員団の市議会議員5人が15日、山口社長に公開質問状を提出した。
リフレ上越の決算は8日、市議会文教経済常任委員協議会に報告された。決算では売上高2億9760万円、経常利益651万円、当期利益836万円と開業2年目で黒字に転じた。市側の説明によると、くわどり湯ったり村とヨーデル金谷、正善寺工房の3施設の売上高は実質的に前期とほぼ変わらなかった。3施設で使用している間伐材製のいすや机など木工調度品をリース契約に切り替えたことによる売却益などで黒字決算となったという。
質問状提出を前に小林林一(自由ク)、杉本敏宏(共産)、樋口良子(共産)の三議員が会見した。小林議員は「株式会社とはいえ、市の出資があり市民の税金で運営されている。市民に真相を明らかにする責務がある」と趣旨を話した。また木工調度品は簿価を上回る約2700万円で売却され、200万円の特別利益が計上されていることについて「1年間使用したものを簿価より高く買う人がいるというのも不可解」とした。
杉本議員は木工調度品の売却額を売上高に計上していることを指摘し「本来、営業外損益の部に計上すべきだ」とした。また平成11年度は1600万円だった減価償却費が同12年度は計上されていない点に触れ「原価償却費を年度ごとに計上したりしなかったりするのは利益操作としか言いようがない。売り上げを増やそうとしたという疑惑が強い」と話した。
質問状は、木工調度品の売却先や内訳明細など12項目にわたり、25日の期限までに文書で回答するよう求めている。
記者団と懇談した山口社長は「三セクの決算報告は市が議会に報告するのがルール。直接的に会社として答えることはできないので、内容を市へ報告してから、市か当社から回答する。いずれにしても会社運営に不透明なところはないので、できるかぎり誠実に回答したい」と話した。
| ■6月14日(木)■ |
上越地区から入賞7点
県展賞(写真)に東城・志賀野さん
入選作品410点を展示
厚生南会館 県展上越展始まる
第56回新潟県美術展覧展の巡回展「上越展」が14日から、本城町の高田公園内上越厚生南会館で始まった。会期は21日まで。
昭和20年から始まった同展は年々充実し、地方の美術展としては規模、レベルともにトップクラスに発展。今回の応募者は合計3322人、応募点数は5405点、入賞入選は1073点だった。上越地域では三市三郡より209人の応募があり、このうち入賞入選は92点。上越市からは115人が応募し、50人が入賞入選した。会場は6年ぶりに厚生南会館へ移り、上越地域の入選作を含め、日本画、洋画、版画、彫刻、工芸、書道、写真の各入選作品、無鑑査作品の力作410点が並ぶ。
初日午前中、会場内で開場式が行われ、主催者代表や来賓、出品者、地域の愛好者、大手町小学校から3年生61人が参加した。
宮越馨上越市長は「年々作品の質も高まってきている。ことしは入選、入賞が昨年より多く、腕に磨きのかかった素晴らしい作品が集まった。さらに多くの人の作品展示ができるよう、上越地域全体で文化振興を高めていくことを期待する」とあいさつ。
大手町小の代表児童、真田雄太くんと柳崎穂奈美さんも加わってテープカットが行われ、開幕となった。開場式に続いて隣接する小林古径邸で表彰式が開かれた。
会場にはさっそく大勢の人が来場し、各部門の作品をゆっくり鑑賞していた。
開催時間は午前9時―午後6時。最終日は午後3時まで。入場料一般450円(前売り400円)、学生200円、中学生以下無料。
入賞者、入選者は次の皆さん(上越地域のみ)。
【日本画】▼入選 小林充也(五智)小竹文子(北城町)近藤憲子(大貫)広田直樹(中頸柿崎)
【洋画】▼入選 藤原満喜子(中央)佐藤まさかず(東中島)小谷龍吉(上源入)関谷昌夫(鴨島)高橋恵子(岩木)小林五空(西城町)足立伸勝(南新町)勝山一義(糸魚川土塩)古川トシ子(新井上堀之内)小林孝(東頸安塚)松木弘(中頸妙高高原)金井九一(西頸能生)
【版画】▼奨励賞 志賀野修市(東城町)▼入選 渡辺澄男(下荒浜)
【彫刻】▼入選 阿部靖道(国府)中嶋優(岩木)石田一馬(西頸青海)
【工芸】▼入選 藤田善一郎(福田)小川恵子(鴨島)小日向洋子(西城町)新部新(東城町)山本祥二郎(同)下鳥隆子(南城町)佐藤陸子(西頸能生)
【書道】▼奨励賞 大川星岳(南本町)▼入選 金井利雄(中央)土肥玉創(国府)保坂昭浦(妙油)船崎玉恒(北城町)岩関渓水(東本町)早川大斗(西城町)横山星翠(大和)石塚瑞雨(昭和町)田村智秀(糸魚川南寺町)斉藤翡流(同寺町)高橋秀之(同中央)古川青州(新井白山町)鈴木星扇(同飛田)山岸柳泉(東頸松之山)山岸白道(同)佐藤悠里(同)織田翡仙(西頸青海)
【写真】▼県展賞 志賀野修市(東城町)▼奨励賞 鈴木洋一(東頸松代)丸山晃(中頸妙高高原)新井清三(同板倉)▼振興賞 渡辺建喜(新井上四ッ屋)▼入選 小林利男(中央)伊藤春治(夷浜)市村徳和(安江)小林喜七郎(三ツ橋)土肥正浩(春日新田)藤井昌晴(同)篠宮定治(稲田)梅田容雄(富岡)山田守(春日町)山下勝広(春日山町)佐々木進(高土町)笠井政和(北城町)桑原圭司(同)羽深功(同)小島偵治(東本町)池上清(北本町)高野守(仲町)北川要(南本町)西片正明(大和)金沢誠二(寺町)関沢賢三(糸魚川新町)島田長二(同一の宮)本田金治(同中央)大久保一男(同本町)平井臣征(同美守)大口要次(同関川町)富里美子(同諏訪町)小林喜一(同吉木)親跡多美子(同田町)明間孝(同広田町)阿部義彰(同下平丸)松苗秀幸(東頸安塚)邨山重信(同松代)田辺洋夫(同)渡辺富士夫(中頸大潟)伊藤富男(同)平沢強(同)丸谷勇(同頸城)平田一幸(同吉川)黒田源七郎(同三和)小杉峰之(西頸能生)※敬称略
(写真・主催者代表や大手町小児童らによりテープッカットで開幕)
曲も振りも新たなスタイル
上越市の新作民踊が完成
リーダー講習会に約100人参加
上越市発足30周年を記念して創作した上越市オリジナルの新作民踊がこのほど出来上がり14日、市内各団体のリーダーらを対象とした振り付けの講習会が上越観光物産センターで開かれた。披露となる7月の上越まつりに向けて本格的練習がスタートした。
新しい曲は民謡とロックの融合や郷土民謡のアレンジ第一人者である北海道出身の歌手・作曲家、伊藤多喜雄さんによって作られ、ことし4月はじめごろに完成した。
上越の風土や歴史資料などを参考につくられた曲はゆったりとした日本舞踊、民謡的なものと、「よさこいソーラン踊り」系の激しいリズムが取り入れられている。長さは約5分で、歌詞はない。
振り付けは昨年から起爆剤として活動する上越市内のよさこいソーラン踊りグループの代表者や個人がアイデアを持ち寄り、4回にわたって検討会を開き創作。試行錯誤の結果、曲に合わせた一連の踊りがまとまり、これまでの浴衣を着て踊るかたちから、力強さやリズミカルな動きを表した新しいスタイルが生まれた。
市観光・物産課では「中高校生や若い世代にも受け入れられるような新しいかたち。何年かかけて定着させていきたい」と話している。統一した踊りに各チーム、グループが振り付けをアレンジして踊るのは自由。
リーダー向けの合同練習が開かれた同日は既存の各団体、よさこいチームやダンススクール、高校生リーダーなど約10団体から個人参加を含めて100人以上が集まった。リズムにのって跳んだりはねたり、勇壮にと、曲全体を通して確認。リズムのとりにくいスローテンポの部分など、一つひとつの振りをお互いにチェックしあい、繰り返し踊って体で覚えていた。それぞれ各団体で自主練習につなげる。一般向け講習については会場、日程など検討中。
市では上越の新作オリジナルをつくるにあたり、姉妹都市である北海道室蘭市のアドバイスを参考に伊藤さんへ作曲を依頼。伊藤さんは民謡を現代的にアレンジしてライブ活動を始め、海外公演、北海道稚内南中学校での「ソーラン節」音楽プロデュース、そのほか各賞を受賞するなど活躍している。
新作民踊の初披露は上越まつり期間中7月24日、本町3、4、5丁目の歩行者天国で行う予定。
(写真・上越まつりに向けて本格的練習がスタート)
ようこそヤギさん
保倉小1年生
歌や贈り物で大歓迎
上越市立保倉小学校(古川伸一校長・全校児童152人)に14日、冬までの間1年生が世話する子ヤギとニワトリがやってきた。1年生28人とその保護者が歓迎会を開いた。
同校では動物の飼育を生活科の授業の一環として5年前から行っている。ことしは6―11月の間、大島村の農業、武田均さん(54)からメスのヤギ「なみ」とメスのニワトリ「かい」を借り受け、1年生が協力して世話する。
歓迎会は雨天のため体育館で行われた。武田さんに連れられてヤギが入場すると子供たちは大きな拍手で歓迎。「きょうの日をずっとずっと待っていました。武田さんの大事なヤギさんを大切に育てます」と歓迎の言葉をおくった。
子供たちは協力して作った首飾りや飼育小屋の看板などをヤギとニワトリにプレゼントし、歓迎の歌で動物たちを迎え入れた。
「何を食べさせたらいいの」「具合が悪くなったらどうすればいいの」などと飼育の仕方について武田さんに次々と質問。子供たちは一通り説明を聞いた後、エサを与えたり、背中をなでたりと動物たちとふれ合った。
渡辺悠太君は「さわってみたら気持ちよかった。きちんとエサをあげて大切に育てたいです」と話していた。
(写真・エサを食べるヤギに興味津々の子供たち)
| ■6月13日(水)■ |
ことしの大麦は粒ぞろい
9割以上が1等
頸城村で県内初検査
平成13年産大麦の初検査が13日、県内のトップを切って中頸頸城村のJAえちご上越の百間町超低温倉庫で始まった。結果は9割以上が1等で、出来は上々だという。
上越地域では今月はじめから麦秋の時期を迎え収穫が始まった。この日検査されたのはJAえちご上越管内の頸城村、柿崎町、上越市の生産組合や個人が持ち込んだ「ミノリムギ」約128トン。検査は午前9時半から始まり、検査官は粒の大きさや形、色、充実度などの項目を丹念に調べた。
約127トンを検査し、1等は115.5トンで90.8%、2等は11.7トンで9.2%。規格外は無かった。昨年県内全体での1等比率は約77%だった。
新潟食糧事務所の内藤勝検査技術指導官によると、今冬の豪雪や5月の高温の影響が心配されたが、形質、水分、充実度など総合的に出来よく粒ぞろいだという。
米の生産調整により大麦も本作作物として生産拡大が進められており、平成10年度から今年度までに県内の作付面積は約2倍になる見込み。上越地域では同JA管内で約200ヘクタールの作付け面積。検査に立ち会った柳澤組合長は「生産拡大とともに大手加工業者と連携して消費拡大を図り生産者の収入につなげたい」と話していた。
(写真・検査官が一粒一粒丹念に検査した)
出ました!2等1億円
直江津イトーヨーカドーチャンスセンター
ドリームジャンボ宝くじ
第422回全国自治宝くじ「ドリームジャンボ」の抽選が12日行われ、賞金1億円の2等1本が上越市内から出た。売り場は西本町3の直江津イトーヨーカドーチャンスセンター。
同売り場によると、億単位の当選は平成2年3月開設以来初めて。これまでの最高額は700万円、ミニロト(数字選択式宝くじ)で1000万円が出ている。
売り場には「2等1億円でました」の張り紙を掲示。「さっそくお客さんなどたくさんの人から少し興奮気味に声がかかり、みんなで喜んでいます。うれしいですね。もうすぐ始まるサマージャンボにも期待して」と女性販売員。後日、1億円当選の立て看板をヨーカドー出入口3カ所に設置する。
第一勧業銀行新潟支店によると全国の発売実績額は1195億円。新潟県内では1等、2等合わせて3本出ており、賞金2億円の1等は長岡ジャスコ、2等のもう1本は新井市の田中商店だった。サマージャンボ発売は7月16日から。
(写真・初の億当選に喜びの声が集まる直江津イトーヨーカドーチャンスセンター)
| ■6月12日(火)■ |
北陸新幹線の掘削土利用検討へ
市議会一般質問で市長
船見公園沖の出島構想
上越市議会は12日、本会議で一般質問が行われ、宮越馨市長は市の長期計画に挙げられている船見公園沖の出島構想について、北陸新幹線のトンネル工事などで出る土砂利用について研究を進めるとした。佐藤敏議員(新風)の質問に答えた。
直江津地域の活性化について質問した佐藤議員に対して宮越市長は市の長期計画のびやかJプランで計画されている出島構想に触れ「新幹線の土砂を利用できないか研究する。環境問題や規模、事業量、計画の整合性などをチェックし、できればつくりたい」とした。当初予算に盛られている交流拠点整備構想の中で、今年度から調査研究が開始される見通し。
また佐藤議員は駅前再開発事業の見通しなどについて質問。宮越市長は「私の抱いているイメージで、決まったわけではないが」としながら、公共機関を駅前の再開発地区に集中させたいとして「図書館や青少年文化センター、社会福祉協議会などを置けないかと考えている」と述べた。同地域全体の活性化見通しについて「駅前から船見公園、出島、永代橋へと計画が進めば、相当の誘客が期待できる」とした。
| ■6月11日(月)■ |
コメに替わる作物として大豆の本格生産に取り組んでいるJAえちご上越(柳澤武治組合長)は11日、上越市長面のカントリーエレベーターに併設する大豆保管庫とコメの色彩選別機設置の安全祈願祭を行った。両施設とも大豆とコメの収穫期に間に合うことし8月下旬ころまでに完成する予定。
同JAでは今年度約1200haの大豆作付けを予定している。昨年から本格的に大豆生産を始め、昨年8月には長面のカントリーエレベーターに大豆乾燥調整施設を併設したが、今年度されに作付けが拡大し、荷受量が増加することを見込んで施設の新設を決めた。 保管庫はカントリーエレベーターの南西に隣接して新築され、荷受けオーバー分の大豆約200―300トンの仮置き場として使用される。
コメの色彩選別機は玄米段階で着色米や斑点米、カメムシ被害米を取り除くもので、一時間当たり4.5トンの玄米を選別できる大規模な装置。カントリーエレベーターの中に設置される。
安全祈願祭には同JAや自治体関係者ら約30人が出席。玉ぐし奉てんなどで工事の安全を祈った。柳澤組合長は「保管庫は大豆の産地化目指す有力な施設。また選別機は高品質な上越米提供に向けたもの。両施設が今後の農業の飛躍への中心的な威力を発揮することを期待している」と話した。